新年明けましておめでとうございます。
昨年も大変多くの皆様のご支援をいただきました。心から感謝申し上げます。
昨年は弊社にとって創業以来最も厳しい年でした。金融危機を発端とした、景気悪化の波は、去年春頃からスポンサー減少ということで顕在化しました。
これまで倍々どころではないペースで伸びてきたイーココロ!を通じての寄付金創出額も、去年は目標に大して50%にも満たない結果となりました。具体的には5,500万円の目標に対して、2,300万円程度の実績となる見込みです。この金額は2008年とほぼ同等の金額となります。2010年中には年間1億円の寄付金創出を目指しておりましたところ、去年の低迷は大変残念な結果でした。今年はあらためて、年間5,000万円の寄付金創出を目標として再設定します。
計画通りに進まなかったことで、去年は赤字決算となりました。これまでの蓄えがあるために経営上の問題はありませんが、月次で確実に黒字決算していくため、今年1月末にはコスト削減を目的に事務所を移転することにいたしました。
移転先は現在の事務所から500メートルぐらいしか離れていない場所で、横浜中華街の端です。狭くはなるものの、幸運にもいい物件が見つかりました。事務所スペースの広さの6割ぐらいのサイズのバルコニーがついており、交流会などの開催には最適の物件が見つかりました。今年は去年以上のペースで、交流会や勉強会を開催してまいります。
ということで新年から事務所移転などがあり、心機一転、新たな再スタートを切る気持ちで挑戦を続けます。内心は、これまでにないぐらいの燃え盛るベンチャーマインドで奮い立っております。
ここで、今年取り組むだろう事業についてご紹介しておきます。
1.旅を応援するプロジェクト「BADO!」
旅は出会いがあり、発見がある。旅は人生を変える可能性がある。かつて私自身が紛争地、ガザ地区を旅したことで、世界の問題に目を向けるようになったように、旅をして、知って、感じてしまうと、行動せざるを得ないような現実を目の当たりにすることがあります。それは、戦争・紛争だったり、飢餓・貧困だったり、地球環境破壊だったりします。
私たちは旅する若者を応援し、彼ら彼女たちの旅の発見や感動を、動画を中心に周りの友人や知人や視聴者と共有できるウェブサイトを構築中です。自分も変わり、周りも変わるプロジェクトです。やがて、旅をした旅人のなかから、チェンジメーカーが出てきて欲しいという願いからこのサイトを立ち上げます。
このプロジェクト開始と共にスタディーツアーのプログラムも徐々に開始していきます。渡航先は、バングラデシュ、カンボジア、イスラエル・パレスチナ、キューバなどを検討しています。
2.旅人のための海外拠点「BADO!ステーション」
旅人、私たちは彼らのことを「バドラー」と呼びますが、バドラー立ちが旅の情報、短期インターンやボランティアの情報を得るために立ち寄ることの出来る拠点を作っていきます。トライアルとして1拠点は今年中に作ります。この拠点「BADO!ステーション」では、インターネット接続環境を整え、極力日本人スタッフを置くようにして、旅の中継地点として機能させます。現在、検討中の場所としては、バングラデシュ、ラオス、カンボジアが候補として挙げられます。
3.映画配給事業
去年は、バングラデシュのストリートチルドレンの現実を表す映画、「アリ地獄のような街」の日本公開を手がけました。公開2ヶ月で約2,500名の皆様にご覧いただき、バングラデシュの現実を多少なりとも知り、感じていただけたと思います。映画は、人に感動を与え、心を動かす力を持っています。映画を通じて世界の現実を知った人のうちの一部の人は、直接的でも間接的でもよりよい世界のために行動を起こすでしょう。
「アリ地獄のような街」の上映は少なくとも2010年10月末までは継続します。弊社では、配給第2作目の準備に取り掛かっています。次の映画はイスラエル/パレスチナ関係となる予定で、5月にもリリース出来るべく準備を進めています。
4.音楽事業
映画と同じく、感動を与え、人の心に触れることのできるものとして、音楽を気に掛けて来ました。いつかはユナイテッドピープルとして音楽レーベルをやりたい。そんな気持ちでいたところ、去年末に大変良き出会いがありました。歌人、作詞家、作家でもあり世界の子どもたちが幸せになれるように絵本やカレンダーをプロデュースするなど、様々なチャリティー活動を行う田中章義さんに、今年より顧問として活動頂くことになりました。
早速、ユナイテッドピープルや、今回の旅のプロジェクト「BADO!」のテーマソングとなりそうな曲の作詞をして頂いております。作曲も決まっており、これは古くからの友人の市川淳が担当します。
こうしてまずは1曲、2曲と始まりますが、やがては日本の著名アーティストの皆様とも連携し、音楽を通じて世界を感じること。そして、楽曲を購入することで世界の誰かのためになるチャリティー企画を推進します。その次のステップとして、世界各地で、特に恵まれない地域でアーティスト発掘をして、世に出して行く活動も視野に入れています。
5.印刷事業
バングラデシュでの印刷事業を検討開始しました。主に扱う印刷物は、名刺を検討しています。名刺を弊社に発注頂くと、売上の一部を現地のストリートチルドレン支援のために還元される仕組みとする予定です。
現時点で早めに取り組みたいと検討していることは以上です。どれもが相当な労力を要するプロジェクトのため、すべてを今年中に立ち上げることは困難でしょう。しかし、遅かれ早かれすべてを実現すべく、急ピッチで進めていきます。
今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ユナイテッドピープル株式会社
関根 健次





