
11月末に、カンボジアを訪問してきました。
主に、NGO活動現場視察が目的でした。
2日間の滞在で、3つのNGOの活動現場視察と、
現地で産業を作ろうと奮闘する日本人起業家の
インタビューなどを行いました。報告レポートなどは、
近日イーココロ!で公開します。
カンボジアといえば、ポル・ポトの虐殺を連想される方が
多いのではないかと思います。
映画では、「キリングフィールド」という実話をもとに
した映画が、当時の様子を克明に伝えています。
人間が、どんな酷いことができるのか、
見てくださいとNGOの方に勧められ、
首都プノンペンにあるトゥールスレイン虐殺博物館を訪問しました。
「強制労働や処刑で人口800万人のうち約200万人が死んだ」
と新聞の記事で書かれておりますが、実際のところは
わかっていません。私が旅の途中で読んだ
「ポル・ポト<革命>史」では、150万人と推計していました。
数字はばらばらですが、大量虐殺を行っていたのは事実。
虐殺博物館では、骸骨や拷問の道具、収監されていた
人々の写真を見ました。写真に写る老人から子どもまでが
次々と惨殺されていったというを想像したら、可哀想で可哀想で…。
「なぜこんな惨いことをしたんだろう?」
理解ができず、消化不良を起こしました。
少し私が知ったことを書きます。
ポル・ポトは、資本主義を徹底的に否定。
1978年には、通貨があるから私欲物欲が生まれるという
理由で通貨や市場を廃止。
首都プノンペンからは全ての住民を田舎に追い出し、
農作業などの労働に従事させました。
宗教を否定し、国民の95%が仏教徒という国で、
僧侶も還俗(げんぞく)させ、農作業に従事させました。
教育については、小学校教育は存在していたそうですが、
1日の授業は30分程度。でも、内容は子どもたちに
革命の歌やスローガンを叩き込んだだけ。
その他の時間は農業などの労働だったという。
約30年前に現実に起こったことです。
思想や主義も、行き過ぎるといけませんね。
これまでは共産主義か資本主義かで
東西冷戦がありました。
今後は、どんな主義が必要なんだろうと
真剣に考えたことがありました。
しかし「主義があるから対立する」
とある時指摘され、主義にとらわれない発想も
あることに気づかされました。
そう言えば、司馬遼太郎が描く坂本竜馬は、
大局的な視点で物事を見て、考えを進化させながら
激動の幕末に、日本のあるべき姿を描きました。
龍馬(竜馬)は33歳の時に暗殺され、
明治の幕開けを見ることはありませんでした。
私は、今32歳。人間の大きさが違いますが、
このところ、龍馬のすごさを再発見し、再び
彼に学ぼうと意気込んでいます。
ところで、カンボジアからの帰国は大変でした。
タイのバンコク経由で帰国する予定でしたが、
帰国日の前日に、空港が閉鎖!
泣く泣くチケットを買い直して
ソウル経由で帰国しました。大変でした。





