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2008年12月

国益は古いですよね、龍馬さん。

2008年12月19日

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昨日少し書きました、坂本龍馬は、命がけで脱藩し、日本の将来のことを憂い、日本の将来の設計図を書きました。龍馬だったら、今何を考えるかと思いを巡らせると、やはり国ではなく、地球スケールで物事を考えたのではないかと思います。今日、理由あって書いた文章をそのままブログに載せます。なお、私は全然脱日本なんて考えていません。日本大好きです(笑)。

 人間が理性を失い、欲望のままに資本主義の元で経済発展を目指してきた結果、私たちが生きるこの21世紀は、大変な社会課題を抱えるに至りました。企業はより一層成長するために、国境を越え、地球規模で資本を動かし、地球の資源を使い果たそうとしています。

世界の熱帯雨林の4分の1を占め、地球の肺といわれる、アマゾンの森林では開発が進み、世界自然保護基金(WWF)は、2030年までにアマゾンの熱帯雨林は55%が消失または大打撃を受ける恐れがあると警告しています。また、地球温暖化の影響で、南極やグリーンランドなどの氷河が溶けるペースが速まっており、結果として起こる海面上昇で、バングラデシュの約2割が水没することや、オランダ、ヴェネチア、そして東京でも浸水被害が予想されています。このまま環境破壊が進めば、私たち自身はもとより、私たちの子孫に生きる環境を残せません。環境問題は、私たちが起こした、私たち自身の問題であり、私たちの将来がかかった問題です。

欲望が招いた問題は、環境破壊だけではありません。東西冷戦が終結し、ようやく世界に平和が訪れたと思いきや、21世紀に入り起こった9.11以後は、「テロとの戦い」という建前の元、アメリカを中心とする有志連合は、アフガニスタンやイラクに軍事行動を起こしました。日本が「国益」のためとイラク戦争を支持した理由は、石油の確保という現実的な欲に基づくものでした。それぞれの国益のため、計り知れない被害者が出ていることは言うまでもありません。

このように、現在の世界は、自国のため、自社のため、私のためと、「私」の利益のために豊かさを追求してきた結果、力を持つものが、より豊かになり、貧しいものがより貧しくなる社会構造となっているように感じられます。欲望中心の社会が、このまま進行したら、私たち自身が生きるこの地球の環境は破壊尽くされ、その課程で大変な被害者も生み出します。

 もはや「私益」や「国益」で考え、行動する余裕はなく、「地球益」で考え、世界中の「地球市民」が、問題解決のために知恵を出し合うべき時が来ています。
私は、私ができることとして、飢餓や貧困、戦争や紛争、人権や格差、そして環境破壊などの問題に対して真正面から取り組み、問題解決を行おうと奮闘するNGO/NPO支援の枠組みを、2003年に作り、現在は約120団体に年間約2,500万円の寄付金創出を行っています。2年後の2010年度は、年間1億円の創出を目指しています。寄付金創出を実現している弊社の運営サイト、イーココロ!は、企業の協賛により、誰もが無料でクリックから募金参加ができるサイトとなっています。

地球規模で国境を越えて活動するNGO/NPOは、直接的な支援活動に加え、世界の第三の眼として、問題を直視し、警笛を発し、アドボカシー・政策提言を行う重要な役割を担っており、この役割は、これからますます増していくことでしょう。NGO/NPOの役割は、問題解決には欠かせないものの、根本的な問題解決には、政府や企業や市民を巻き込みながら、新たな世界のあるべき姿を描き、社会変革を起こし、社会構造そのもののパラダイムシフトをしなければなりません。そのために、弊社、ユナイテッドピープルは、NGO/NPO、市民、企業、メディア、そして政府が共に世界のあるべき姿を描き、設計し、問題解決のために行動できるプラットフォームの構築を推進していく所存です。

カンボジア訪問。虐殺博物館などを訪れて。

2008年12月18日

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11月末に、カンボジアを訪問してきました。

主に、NGO活動現場視察が目的でした。
2日間の滞在で、3つのNGOの活動現場視察と、
現地で産業を作ろうと奮闘する日本人起業家の
インタビューなどを行いました。報告レポートなどは、
近日イーココロ!で公開します。

カンボジアといえば、ポル・ポトの虐殺を連想される方が
多いのではないかと思います。
映画では、「キリングフィールド」という実話をもとに
した映画が、当時の様子を克明に伝えています。

人間が、どんな酷いことができるのか、
見てくださいとNGOの方に勧められ、
首都プノンペンにあるトゥールスレイン虐殺博物館を訪問しました。

強制労働や処刑で人口800万人のうち約200万人が死んだ

と新聞の記事で書かれておりますが、実際のところは
わかっていません。私が旅の途中で読んだ
「ポル・ポト<革命>史」では、150万人と推計していました。
数字はばらばらですが、大量虐殺を行っていたのは事実。

虐殺博物館では、骸骨や拷問の道具、収監されていた
人々の写真を見ました。写真に写る老人から子どもまでが
次々と惨殺されていったというを想像したら、可哀想で可哀想で…。

「なぜこんな惨いことをしたんだろう?」

理解ができず、消化不良を起こしました。

少し私が知ったことを書きます。

ポル・ポトは、資本主義を徹底的に否定。
1978年には、通貨があるから私欲物欲が生まれるという
理由で通貨や市場を廃止。

首都プノンペンからは全ての住民を田舎に追い出し、
農作業などの労働に従事させました。

宗教を否定し、国民の95%が仏教徒という国で、
僧侶も還俗(げんぞく)させ、農作業に従事させました。

教育については、小学校教育は存在していたそうですが、
1日の授業は30分程度。でも、内容は子どもたちに
革命の歌やスローガンを叩き込んだだけ。
その他の時間は農業などの労働だったという。

約30年前に現実に起こったことです。

思想や主義も、行き過ぎるといけませんね。

これまでは共産主義か資本主義かで
東西冷戦がありました。
今後は、どんな主義が必要なんだろうと
真剣に考えたことがありました。

しかし「主義があるから対立する」
とある時指摘され、主義にとらわれない発想も
あることに気づかされました。

そう言えば、司馬遼太郎が描く坂本竜馬は、
大局的な視点で物事を見て、考えを進化させながら
激動の幕末に、日本のあるべき姿を描きました。

龍馬(竜馬)は33歳の時に暗殺され、
明治の幕開けを見ることはありませんでした。
私は、今32歳。人間の大きさが違いますが、
このところ、龍馬のすごさを再発見し、再び
彼に学ぼうと意気込んでいます。

ところで、カンボジアからの帰国は大変でした。
タイのバンコク経由で帰国する予定でしたが、
帰国日の前日に、空港が閉鎖!

泣く泣くチケットを買い直して
ソウル経由で帰国しました。大変でした。



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