朝9時ちょっと前にファイサルホステルで
パレスチナ子どものキャンペーンの石原さんと
待ち合わせ。昨日は、パレスチナ子どものキャンペーン
の活動視察でガザ地区を訪れました。
ガザ地区への訪問は8年ぶり2回目でした。
前回の訪問の時は大学を卒業したての卒業旅行で訪れました。
前回のガザ訪問が、そもそもイーココロ!を作るきっかけと
なったこともあり、今回の再訪は感慨深かったです。
8年前訪れた時は旅行者でも簡単に入れたのですが、
現在ガザ地区に入るにはイスラエル政府への事前申請が
必要です。今回、パレスチナ子どものキャンペーン
の支援者として申請して頂き、何とか入ることが
出来ました。
実は11月1日からイスラエルによるガザ北部への空爆が
続いており、すでに攻撃は終わっているものの、同じく
ガザ北部にあるエレツ検問所を通過出来るかどうかが
心配でした。しかし、タイミングよく11月26日には
イスラエルとパレスチナ間で停戦の合意の発表があったため、
これ以上ないタイミングで入ることが出来ました。
しかしガザは、エルサレムからの距離は近いですが
心理的には遠い場所です。
車でわずか1時間でガザの入り口であるエレツ検問所
に着くのですが、そもそもエレツ検問所までバスなどが
出ていないため、タクシーで行くしかありません。
この費用がばかにならず、片道9,000円近くします。
エレツ検問所を通過するには、これまた時間がかかり、
パスポートの提出、荷物検査などで1時間要しました。
早い人だと15分ほどで通過できるようですが、
石原さんと僕は厳しめのチェックを受けていたようです。
なお、帰りは2時間かかりました。
まずは検問所の敷地に入る前に簡単なチェック
があったのですが、
「ガザに入る目的は?ジャーナリストですか?」
「武器を持っていませんか?」
なんて聞かれるんですよね。
武器を持っていないかなんて聞かれるのは
初めてでした。
とにかく他のパレスチナ西岸地区の検問所とは
比べ物にならないチェックを受けました。
一通りの検査が終わると長い長い通路を通って
ようやくガザに入ることが出来ます。
ガザに入る前の方がハラハラドキドキでした。

ちなみに通行者数は大変少なく、ガザ入りを
しようと同じように検問所に来ていた人は
10人もいませんでした。それほど制限されて
いるのでしょう。
ガザ内の移動は安全対策のため全てタクシーでした。
残念ながら情勢が不安定のため、市街を歩くような
ことは出来ませんでした。タクシーでも、本当は
助手席に座りたかったのですが、今年、外国人の
誘拐事件が何度か起きていることからも、後部座席
で我慢せざるを得ませんでした。

パレスチナ子どものキャンペーンの石原さんによると、
イスラエルの攻撃よりも、ハマスとファタハなど、
パレスチナ人の組織同士の争いに巻き込まれること
の方が怖いとのことでした。
ということでパレスチナ子どものキャンペーンが
支援している組織の建物以外、車窓からしかガザの
様子をうかがい知ることは出来ませんでした。





エレツからはハンユニスという南部の町へ向かいました。
まず、ガザのパレスチナ子どものキャンペーンが
支援している組織のセンターに行ったのですが、
たまたま物産展が開催されていました。
そこにいた人達がとってもて明るかったんですよね。
歌っちゃうし、踊っちゃうし、表情も明るくって。

水も、電気も、食料も、石油も不足し、
海も、空も、陸も封鎖され、仕事もろくにない。
ガザ地区の人たちは、どんなに大変な思いをして
暮らしているんだろうって結構こちらは
構えていたのですが、そんな明るい人たちを見て、
なんだかほっとしました。
その後、訪問したコミュニティーセンターも、
子供たちはすっごく明るいし、お母さん方も
元気でした。


話を聞いてみると、イスラエルの侵攻があった後は
子供たちは元気をなくしてしまい、暗い時もあるんだ
そうですが、今回訪問したコミュニティーセンター
ではそういった子どものストレスをなくすような
授業も行っていて、しっかり機能している様子でした。
お母さん方にインタビューすると、子どもが
10人以上いるというお母さんもいて驚きでした。
「そんなに子どもがいて、生活は大変じゃないですか?」
と聞くと、
「いえいえ。近所のお金持ちが食べ物を分けてくれたり、
いろんな面でサポートをしてくれるから大丈夫なんです」
なんて答えるんですね。
相互扶助がすごく発達していている社会なんですね。
金持ちが当然のこととして貧しい人をサポートする社会。
このセンターで4人のお母さんにインタビューしましたが
子どもの数の平均が確か7人前後でした。
こんなに不安定な場所で、経済状況も良くないのに
こんなに子どもがいることは驚きでした。
「子どもはお金と共に生まれてくる」なんていう
考えがあるんだって、後で教えてもらいましたが
考えが前向きですよね。
少子化問題を抱えるニッポン。
相互扶助や子どもを生む考え方など、
ぜひ輸入したいですね。
パレスチナ子どものキャンペーンの活動報告
については後日掲載します。

























































